EUCから自社開発システムへ変更することによるメリット

EUC(End-User Computing)は、ユーザー自身がスプレッドシートやデータベースなどのツールを使って独自に業務アプリケーションを作成することを指します。これに対して、自社開発システムは、専門のソフトウェア開発チームが企業のニーズに合わせてカスタムアプリケーションを開発することを意味します。EUCから自社開発システムへの変更には、以下のようなメリットがあります:

1. 機能の拡張とカスタマイズ:EUCでは一般的に基本的な機能しか提供されませんが、自社開発システムでは企業の具体的な要件に応じてカスタマイズされた機能を追加できます。これにより、より効率的でビジネスニーズに適したアプリケーションを作成することができます。

2. データの統合と一元管理:自社開発システムは、EUCよりもより高度なデータベースやアプリケーションと連携できる場合があります。そのため、企業内のデータを統合して一元的に管理しやすくなり、より正確でリアルタイムなデータにアクセスできるようになります。

3. セキュリティの向上:自社開発システムはセキュリティ要件を組み込むことができます。データの暗号化、アクセス制御、脆弱性対策など、セキュリティレベルを高めるための対策を実施することが可能です。

4. メンテナンスとサポート:EUCで作成されたアプリケーションは、一般的にユーザー個人が管理・メンテナンスするため、問題が発生した場合の対応が難しいことがあります。一方、自社開発システムは専門の開発者がサポートやメンテナンスを行うため、より信頼性の高いシステムとなります。

5. ビジネスの成長への適応:自社開発システムは、企業の成長や変化に柔軟に対応できる構造を持っています。新しいビジネスニーズや業務プロセスの変更があった場合にも、自社開発システムを柔軟にカスタマイズして対応することが可能です。

自社開発システムへの変更には高い初期コストと時間がかかる場合がありますが、弊社では大手SIerと違いコンパクトな組織とスピーディーな意思決定により、お客様の様々な要件を満たし長期にわたって運用できる自社システムを、短期間に低コストで実現いたします。

また、ユーザーのトレーニングや導入段階でのサポートも重要な要素です。ケイズ・オフィスではシステム開発20年以上の経験を活かし、お客様のご期待にお応えします。